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赤き実:俳句


          赤き実の一房雪は彼方より   圖子まり絵
            (あかきみのひとふさ ゆきはかなたより)


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 京都在住の句友である圖子まり絵の第一句集「彼方より」を彼女の要望に添ってその句集評をさる結社誌に発表したことがあります。写真の赤い実を見ながらそのことを思い出しました。一部を下記に記しますので興味のある方は御一読下さい。

 赤い実を見る頃になるとこの句集評を思い出します。下記の文は過去にアップしたものと一部重複していますがご容赦を~~~(汗

----------------------------------------------------------------------------

(前略)

 句集を見て一番最初に考えることは句集名の由来だ。装丁や頁数など、殆ど気にかけない。さて今から紹介しようとする圖子まり絵の第一句集の名前は「彼方より」である。この句集が内蔵する二百句の何処にその言葉を含んだ句があるかを探す。やっと16頁にその一句を見つけた。

 赤き実の一房雪は彼方より

 帯をみれば著者抄出10句の中にも入っている。作者にとって大変気に入った一句ということになるだろう。雪の季節の「赤き実」とは一体何か・・・例えばセンリョウとかマンリョウとか、或いはヤブコウジあたりか、と考えたりする。目を閉じてゆったりとこの句の情景を思い浮かべていると、ふいにこの「赤き実の一房」がまり絵自身に置換わる。そうだ、彼女の出生の地は富山。下五の「彼方より」は富山を指している・・・などと勝手な思いを巡らしてしまう。読み手の胸中をポンと人差し指で突いて揺らしめる、そんな作品を呈するのがまり絵なのである。

 彼女の多芸振りをご存知の方も多いと思うが、まずは陶芸。著名な陶芸家に二年間弟子入りをして京焼の金襴手を学び、以来40年間の実績を持つ。更に連歌歴15年。10年の俳歴が一番短いというわけだ。従って、俳句をもって彼女を見るのはそのほんの一部ということになる。ただし、創作というキーワードに絞れば、それぞれが相乗効果を発揮して好結果を生んでいるとみるべきであろう。

(後略)




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Commented by 桜姫5 at 2018-02-12 10:11 x
 < 赤き実の一房雪は彼方より   

忘れっぽいわらひでも、このお句には、見覚えが有ります
「雪は彼方より」のフレーズが素敵だったので。
いつか使わせて頂こうと、その時思ったものでしたが、
とっくに忘却の「彼方」に(汗・笑
又のご紹介有難う御座います。

この赤い実は、何ですか。見覚えは有るのですが(汗
まだまだ瑞々しくて、食べたい様な
お写真に拍手
Commented by to_shi_bo at 2018-02-12 10:27
★桜姫さんへ

圖子まり絵の第一句集「彼方より」の中には難しい句も
ありましたが概して情緒的に納得のいく作品が多く魅力的でした。
彼女は富山の寺院の生まれなんです。そんな環境が創作面では
上手く影響していると思っています。

写真の赤い実は近くの公園の片隅にありました。
実の形から山茱萸(サンシュユ)と思われますが如何でしょう?
Commented by mariko789 at 2018-02-12 13:29
>赤き実の一房雪は彼方より   ○子まり絵 

○子という苗字は珍しいです。ずし と読むのですね。
富山といえば屈指の豪雪地帯なのでは。
とし坊さんの評を拝読して、私も「赤い実」は彼女自身を、「雪」は故郷をさしていると思いました。
写真でいえば遠近法の効いた句。手前に赤い実、遠くにふぶく雪。
色の対照も、赤と白で鮮明ですよね。
俳句は、詠みと読みが車の両輪といわれ、私も勉強中ですが、なかなか。
理論的に、どういう句を目指しているのか、自分の方向が確立しないと、頭打ちになるのかもしれません。
俳句は、ある一定の線までは誰でもゆくけれど、その先が本当に難しいと思います。
自分で作っていて「楽しければいい」と割り切ってしまえれば、いちばん楽なんですよね。
今の私は、そっち方向へ傾きかけているところ。楽になりたい(笑)
Commented by to_shi_bo at 2018-02-12 14:10
★mariko789ちゃんへ

そうですね、とくに今冬は富山や石川が豪雪に見まわれています。
とし坊の解釈に賛同して貰ってフッと肩の荷が下りました・・・。
写真は近くの公園で撮ったものですが、赤い実の房の背景は風に吹かれて
流れる雲なんです。撮った後で見てみてあれ~~、雪のようだなと
自己観賞していました~~~(笑

とし坊は現役を引退してから作句方法が変わりました。
小学生の子が感じて表現するような作句方法をとっています。
言葉や漢字は誰でもすぐに理解できるものを選び難しいものは排除しています。
最近、新聞に小学生の俳句欄が出来て大変参考になっています。
歳をとれば子供に戻るとか言われますが、まさにそれを実践中~~~(笑

marikoちゃんは、個性が豊かですから”個性派俳人”を目差して下さい。
いつも楽しみにしていますよ。
Commented by 百合かがり at 2018-02-13 09:37 x
>赤き実の一房雪は彼方より   圖子まり絵

としぼうさん!
圖子まり絵さんの俳句もさることながら、とし坊さん、桜姫様、そしてまり子さんの鑑賞に、ただただ聞き入ってしまいました。

赤い実で(!)に自身を!
雪で雪深い故郷を! 
まり子さんの鑑賞!
そして、とし坊さんの「言葉や漢字は~」の作句への姿勢
本当に勉強になります。

Commented by to_shi_bo at 2018-02-13 10:49
★百合かがりさんへ

圖子まり絵の句は大好きで、いつも句集を見ています。
一昨年の末にとし坊と同じ泌尿器系の病気でご主人を亡くされました。
それからの句風が随分変わりましたよ。

百合さんも気楽に句作に励んで下さい。
肩の力を抜いて詠むことを楽しみましょう。
Commented by yuta at 2018-02-18 07:58 x
おはようございます。
圖子まり絵は陶芸、蓮歌、俳句と多才なのですね。
真っ白な一面雪の中に一房の赤い実が鮮やかでまさに紅一点といった様子が浮かびます。
Commented by to_shi_bo at 2018-02-18 10:28
圖子まり絵はとし坊と同世代なのですが仰るように多才です。
彼女の陶芸品の展示会には何度も行きましたがいつもうっとりして
帰ってきます。
この時期、赤い実の房がよく目に入りますね。
その度にこの句を思い出すのです。
by to_shi_bo | 2018-02-12 00:00 | その他 | Trackback(7) | Comments(8)

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